11月にはコンセントのレビューをしてみました。
今回は窓のレビューをしてみます。
コンセントなんかは、移設とか増設とかはがんばればできるのかな?
でも、我が家は発泡断熱なので少しの移動ならともかく大きな移動は厳しいか。。。。
窓となると、さらに厳しいかと思います。
構造に関わってくるのでリフォームでも大きさとかは弄りたくないところですね。
なので、プランニング時の検討がかなり重要となってくるわけです。
さて、我が家での窓はどうだったのでしょうか?
高断熱だけじゃなく高気密も重視して作った我が家です。
となると自然とサッシは引き違いよりは滑り出しが多くなるのではないかと思います。
我が家も1箇所をあえて引き違いにしただけで後は横すべり、縦すべり(2連、3連含む)の窓を設置しています。
ちなみに、それとは別ですが、天窓はくるりんって回るタイプですが気密はそれなりにありそうです。
そのすべり窓は全てYKKAPのAPW430です。
素人ながら窓の性能を最重視する私に懐疑的なビルダーさんも何社かありましたが、これだけは頑なに押し通しました。
結果良かったかと思ってます。この冬の結露なんて皆無でしたし。
で、十分な性能は堪能してます。性能が良すぎて困ったってことはまず無いでしょう。
ですが、使い勝手は別です。
今回のレビューはその使い勝手について主に書いてみます。
まず、それぞれの私感含む特徴ですが、
縦すべり窓
ドアのような開け方なので開け閉めしやすい。
90度まで開くことで自由度が増す。
また、ロックかけることでちょっとだけ開けるってことができる。
大きなテラス窓だと人の出入りも可能。
横すべり窓
型ガラスの場合、開けていても視線を遮りやすい。
少し開けておいても雨が入り込みにくい。
鍵がついている
(なんで縦すべり(テラス窓除く)は鍵がないんだろう?っていうか外から開けられないのになぜ鍵があるんだろう?)
でも全開できない
↑の開け方がほぼ限界です。お掃除モードにすればもっと開くようですが、普段はここまで。
ちなみに網戸はどちらも縦、横つけられます。
網戸の開け閉め時には窓が開いてないとダメというデメリットがありますし、またどちらの滑り窓もシャッターや鉄格子がつけられないというデメリットも有ります。
これは田舎な我が家の方ではない都会の方ではかなり重要な事項かもしれません。
それに対応したドレーキップ窓というのも最近YKKAPさんから出てますから、それを検討するのもありかもしれません。ただ内側に開くということで使い勝手は大きく変わってくるかと思います。
で、我が家での採用場所ですが、
基本的には縦すべりで、そして普段目の届きにくい窓を横すべりとして使い分けました。
目の届きにくいというのは開けっ放しが気づきにくいという意味で、横すべりのほうがちょっと開いていたくらいだと少々の雨では吹き込まないからです。
なので、トイレ、小屋裏、土間、階段の中2階を横すべりとしてます。
で、住んでみての感想ですが、
まずトイレ。
換気と採光のためにつけました。
横に24時間換気の排気ファンがついてまして、人感センサーで感知した時だけ換気が強くなります。
臭いう●こ出す人がいるかもしれませんからね。
でも、トイレそのものの脱臭機能がすっごくすばらしく、24時間換気がなかったとしても全くと言っていいほど窓を開ける必要がありません。
1階ということもあって、実際に開けっ放しにしたことは今までほとんどありません。
ただ、採光は欲しいのでここはFixで良かったかなって思ってます。
わざわざ開く窓である必要はなかったですね。
もう少し横長で上のほうにFixって感じにしたいかな。
あと、いくつかの縦すべり。
構造上の問題なのか、家の中にいると外の音が聞こえにくく、強い雨じゃないと雨が降ってきたってのがわからないことが多いです。
その時に縦すべり窓だと雨が入ってきます。
入らないまでも開けておくと、手前のハンドル部分とか窓枠が濡れてしまいます。
なので、縦すべり基本とせず、もっと横すべりを多用してもよかったかな?って思ってます。
あとは、1階の4.5帖の洋室。
普通の腰高の高さに3連窓をつけました。
これが、外にカーポートつけたら、窓と干渉するようになってしまいました。
カーポートは逆勾配型なので、その勾配を我が家の方に傾けなければ干渉しなかったんですが、隣に向かって勾配をつけると、積雪の際に隣に雪がおちていくっていう懸念がありましたし、窓が全部カーポートの屋根の下ってのもなんだなぁってことで、ここはあえて容認して逆勾配型のカーポートを設置しました。
しかし、近所とか殆どのカーポートはお隣さんに向かって傾斜付けてますが、積雪時はどうするんだろう?まぁあっても年に1、2度程度だろうけど。
で、これだと90度全開はできません。あたります。
でも、ロックのかかる少し開けの状態では当たりません。1階なので全開することもないのでまぁこれはこれで特に問題ないかなって思ってます。
ただ、これが最初っからわかっていれば、採光目的でFix窓を上につけて、風取り込み用は小さくするとか、横すべりにするとか違う案も考えられたかとは思います。
ただ、家が出来てから外構を考えたようなものなのであらかじめわかるってのはかなり厳しかったと思います。
1階テラス戸
1階はこんなテラス戸にしました
廊下を作って裏口をつくるより、部屋を広げて廊下をなくす方を選んだので、各部屋から裏に出れるようにという為です。
でも、これが思ったより細い。50cm切るくらい。
将来車イス利用になった際に、この裏から出入りできれば楽なんですが、この細さだとちょっと厳しいですね。
ここは背の高い大きく出入りできる2連窓!ってことで、出入りする窓の幅まで考えが至りませんでした。
出入りできるくらいだから広いだろうって思ってたのかもしれません。
これがわかっていれば、一つだけでもテラス戸をつけるとか、引き違いにするとかしてもう少し入りやすいようにするってことも考えたかもしれません。
あとは、細かく言えば、デザイン重視で細かいFixをもっと使いたかったなぁとかありますが、多くすればするほど費用も上がりますし、多少なりとも断熱性や強度も落ちますので、その辺についてはまぁこんなところでよかったかなって感じです。
結果的にFix窓はうちでも皆無ですからね。あってもよかったかなぁ。。。
ネガティブなことを多く書いてしまいましたが、良かった点も。
まずなんといっても天窓。
北斜面の屋根につけてますが、真夏の暑さもそこまで来なかったし、なんといっても採光が最高です(^^;
この天窓のおかげで小屋裏や階段がかなり明るくなりました。
あとはベランダへ出る引き違い窓。
これは窓そのものというよりは取っ手です。
標準だと襖のような凹みだけです。
この窓トリプルガラスだけあってかなり重いです。なのでこのハンドルは必須だったかと思います。
あと、窓そのものとは違いますが、お隣さんの壁が真っ白で助かってます。
東は大きな駐車場で今のところなにもないから陽が直接入ってくるんですが、西側は4m程度向こうにお隣さんの壁があります。
ほぼ同時期に建ったお隣さんですが、壁がキレイな真っ白。
そのお陰でかなり明るくなります。
先ほどの四畳半の3連窓の向こう側はお隣さんの壁ですがすっごく明るいですよね。
お隣さんの壁の色って大事ですよね。もし黒とかの濃色系が好みの方だったらこの窓の向こうの明るさもかなり変わってきてるかと思います。
と、窓について全部書いたわけじゃありませんが、とりあえず思いつくままに書いてみました。
プランニング中の方に参考になれば幸いです。