間取りで、とても悩んだのが階段の配置でした。
そして、延床30坪クラスの家で、階段にどれくらい面積を割くことができるか。
我が家は2階リビングが大前提だったので
2階に上がる階段が使いやすいかどうかというのは
住み心地にダイレクトに影響する、生命線です!!
2階リビングの生活を何歳まで楽しめるか、という所も左右するでしょう。
階段って、
急な角度ですませれば、必要なマス数が少なくて済み
ゆるやかにしようとすればするほど、マス数が多く必要になります。
年をとっても上り下りしやすいように
なるべく階段は緩やかにしたい
でも、やれ居住スペースだ収納だと、限られた面積を取り合っているというのに
階段にだけにマスを多く割くわけにはいかない
ここの折り合いをつけるのが大変でした。
シャーウッドの1階天井高は250㎝、階高が296cm ということで
階段一段の高さが 20㎝ で14段、15段目で2階の床になるようにしました。
踏み面 28㎝ 蹴込み3cm
つまり、25㎝すすんで、20㎝上がるかんじなので、かなり緩やかですヨ
(住宅展示場と同じ勾配だそうです)
あとは上り方。
2階リビングの場合は、1階リビングよりも、階段の昇降回数も断然多いです。
ストレート階段は 安全性を考えてまず除外。
最初に提案されていたのは、普通の折り返し階段。180度を30度×6で、6分割。
30坪クラスの家だと、階段面積はこれくらいがセオリーなんだろうけど
2階リビングでこれはキツイ予感
(搬入も回れないかも! ← うに夫さんは引越しバイトの経験アリ)
そもそも、実家の急階段でさえ90度しか曲がっていなかったのに
すべて狭い踏み板で180度回ることに、抵抗がありました。
一番いいのはこういう 踊場一段で180度取れるタイプ。
住宅展示場はほとんどコレですよね。いいないいな~ 40坪取れたら絶対コレにした~
ベンチ作ったり~ 正面の壁に埋め込み書棚とか~
しかしこれはかなり面積が必要なので、次善の案として
折り返しで2段、90度×2でフタマスとるタイプ。
このくらいまでだと、角に休憩用のイスとか、なんか置ける。観葉植物とか。
脚立をおいて、飾り付けなどをするのもカンタンです。
しかし、これもマスが・・・・・しくしく。
次は、折り返し部分で4段上がるタイプ。
意外と、45度×2で90度っていうのは、使いにくいらしくて
今は30度・60度の分割がユニバーサルデザインらしい。
この30・60度の割り付けパターンも色々ある。↑
90度と、30度×3って言うパターンも、
90度のところで一度体が休まるから、いいかなと思ったんだけど
シャーウッドはメーターモジュールだから、
尺モジュールの階段の感覚ではなく
60度部分でも十分にスツールをおいたり、脚立を置く広さがありますよ
(実際に、アフターで脚立をおいて作業してました。モチロンすれ違うのも悠々ですv)
ということで、ユニバーサル分割で手を打つことに。
一階の廊下や部屋の取り合い、階段下トイレとの兼ね合いなどもあり
結果的に、折り返しではなくコの字(2段・8段・4段)の階段となりました。
ちょっと変則的ですが
かなり落っこちにくい階段になったと思うので、満足です
※画像は一部お借りしております