解体工事も順調に進んでいた1月。
この時期はまだまだ決めることも多く、毎週のように打ち合わせがあります。
そんなある日の打ち合わせの最中、突然妻と営業マンが謎の専門用語を使い始めました。
妻
『あ、そういえばニッチって作れます?』
私
(ん?ニッチ?)
営業マン
『はい、大丈夫ですよ!』
妻
『1つおいくらですか?』
営業マン
『いえいえ、ニッチはいくらつけても無料です!
大工の手間が少しだけ増えるだけですので、ご希望ありましたらドンドン仰って下さい!』
話を聞いていても、私にはなんのことだが全くわかりません。
妻
『やった~(*´▽`*)!いろいろ考えていたんですよ♪』
営業マン
『ニッチをつけるだけですごく空間がオシャレになりますからね~』
(ちょっと待てちょっと待てお兄さん!!)
私
『ニッチってなんですの!!』
当時人気絶頂だったあの芸人さんのフレーズが私の頭をよぎりました。
妻
『え?(-_-)』
そんなことも知らないの?
と言いたげな妻の冷たい視線が刺さる。
私
『あなたは実家が5年前に新築してるから知っているかもしれませんが、俺は素人ですから( ゚Д゚)』
妻
『いや、それ関係なくてもみんな知ってるでしょう。
あの壁に四角いくぼみつけて、物を置いたりするやつだよ。』
私
『ますます意味わからないわ( ゚Д゚)』
営業マン
『ご主人様、こちらがニッチです!』
※画像はお借りしました※
妻とは違い、営業マンが暖かい眼差しで写真を見せてくれました。
私
『ああ~!見たことある!
これをニッチと言うのですね。』
妻
『そうそう、これ!ニッチをつけたくて前から色々考えていたんだよね♪』
営業マン
『ではどこにつける予定ですか?』
妻
『はい、1階はここです。』
妻
『まずリビング(図①)のニッチは、電気のスイッチやお風呂のリモコンをまとめてここにつけてもらいたいと思っています。』
営業マン
『ニッチの中にまとめるとスッキリ見えていいですよね。』
妻
『次に玄関ホール(図②)、ここはニッチを真ん中だけずらす感じで縦に3個つけられますか?』
営業マン
『はい、大丈夫です。』
妻
『最後に家事室ですが、ちょっと小物を置くイメージでここも縦に3つお願いします。』
営業マン
『はい、了解しました。』
妻
『次に2階ですが・・・』
私
『ここのキッチンの横(図④)にもつけられるんじゃない?
うちはよく雑誌が転がってるから、ブックスタンドのように作ってもらえれば便利じゃない?』
営業マン
『はい、ブックスタンドにもできますよ!それで書いておきます。』
妻
『次は2階に行きます。』
妻
『この階段の途中(図⑤)にも階段にあわせて作って欲しいのですが、形はまだ悩んでいます。』
営業マン
『階段に合わせてですね・・・こちらは実際に階段ができてから打ち合わせしましょうか?』
妻
『いいですか?では現場を見ながらでお願いします。』
営業マン
『はい、ではその予定でいきましょう。』
妻
『次にフリースペース(図⑥、⑦)ですが、単行本を置けるサイズの本棚にして欲しいのです』
営業マン
『単行本の本棚ですか!』
妻
『はい、ここにワンピースを詰めたいなと♪』
営業マン
『ワンピースですか。では単行本の高さに合わせて幅を目一杯とるという感じでよろしいですか?』
妻
『はい!それでお願いします(*´▽`*)』
妻のあまりによく考えられたニッチ計画に感心してしまいました。
きっと間取図を眺めながら想像を膨らましていたのでしょう。
私はほんの数十分前までニッチという言葉すら知らなかったのに(^^;
その後も妻と営業マンはニッチについて細かく打ち合わせをしていました。
営業マン
『次回の打ち合わせまでにイメージ図を作ってきますのでご確認お願いします!
まぁニッチは最後のほうなので、まだ急ぐ必要はないんですけどね(笑)』
まだまだ決めなくてはいけないものが多い中、ありがとうございます!