ひと足先に家を建てた先輩ブログを紹介。 家づくりの失敗談などエピソードが満載。

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【注文住宅 間取り】素人が独断と偏見で書く。帖数だけじゃ広さは測れないんじゃないかしら論。

今の部屋がこれくらいでこんな感じだから、新居は◯畳くらい欲しい。と、考えてしまう人がほとんどではないでしょうか。私もそうです。今回は家の広さを決めるにあたってのとっても参考になるお話です。

どうも僕です。

いつも読んで頂きましてありがとうございます!

今回は帖数という概念について書きたいと思います。

初めての方は過去のブログからお楽しみ下さい。住まい作りでの体験談を物語り形式で綴っております⇩⇩⇩ 

第一話 住宅ローンが通らない。

あっ、あと、もう一つブログをやっています。よろしければ是非。最新記事は会社のある先輩と僕の出会いから、衝撃の決別のお話の第2話を書いています。
僕の失敗。ライフスタイル編。

 

しつこいようですが、数値には決して現れない広さって存在すると思うんです。

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いや〜、最近住まい造りを始めた友人と話していて思ったんですけどね、帖数で広さを伝えるのってホントに難しいんだなと。

 

僕はなーんにもわかってない素人のくせに、常々偉そうに「数値の広さ≠開放感」だと言ってますが(あくまで個人の感想です)これってホントに中々伝わらないものだな…と、今回友人と話していて改めてそう思いました。(あっ、その友人がダメなわけではありませんよ!僕だってわかってないし!)

 

まぁ、僕も実際に住まいを造って住むまでは半信半疑だったんですけどね、これは住んで初めてわかることなんだなと。

 

それ以外にも住まなきゃわからないことって沢山あるんですが、コレがダントツで一番ですね。

 

で、僕は住んでみてつくづく思いました。人が広さを感じるのは感覚的なものだと。数値ではないなと。

 

そして、なぜこのギャップが起こるのか素人なりに自分の体験を元に考えてみました。

 

人それぞれ広さに対する感覚は多岐に渡るもので、それは幼少の頃住んでいた家や、家を建てるまでの賃貸住宅でのそれまでの経験(生活)によって、その感覚が決定付けられるんじゃないかと。

 

この既成概念が邪魔をして、空間に対する認識を阻害しているんじゃないかと。これが諸悪の権化(言い過ぎw)なんじゃないかと。

 

注文住宅を造るときに、自分が住んでいた昔の造りの家や、賃貸住宅をそのまま大きくしたような一戸建てを建てるのであれば、その感覚は役に立つかもしれないけど、そうじゃない場合は一度その感覚を捨てたほうが良いと考えます。

 

というのも、住まい造りは日々進化しているわけで(してない業者もたくさんいるけどw)一昔前の住まい造りと、今の住まい造りは一線を画すものなわけだし、ライフスタイルも激変してるので、昔の家は参考にならないんじゃないかしらって思います。

 

そして、基本的に住まい手のライフスタイルに寄り添った注文住宅は賃貸住宅とは全く違うアプローチで空間を造っていくわけだし。

 

それに、窓の位置や大きさ、窓の収め、天井の高さ、外界との繋がりによって、同じ帖数でも全く違った空間になることが往々にして起こりえるんです。

 

造り手の技術が高ければ高いほど、開放感やヌケ感の表現は色濃く空間に反映されるんです。

 

造り手の技術が高ければ高いほど、帖数に現れない広さが空間に反映されるんです。帖数だけじゃ広さは測れないんです。と僕は住んでみて感じました。

 

まぁ、それ以外にも家具の配置とかでも全然変わってくるしね。

 

 

 僕は過去に帖数に囚われて迷走しました。

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僕は広さを考える時、ただ単に帖数だけで追っていくことで散々迷走しました。(最終的に変態達に出会い自分にとって最高の住まいを手に入れることが出来ましたが)

 

間取りの広さを考えるときに、その場所を座って使うのか?立って使うのか?寝そべって使うのか?壁に向かうのか?窓に向かうのか?などなど、そんなことに全く思いを馳せらせることなく、ひたすら帖数で追っていったのです。

 

理由は簡単。楽だから。

 

でも、そういうアプローチで間取りを考えて超失敗しましたね。確かに狭くなるのが怖いから、広くするというのは簡単で楽です。

 

でも、その代償として予算のボリュームはうなぎ登りww

 

どう使うのか?本当に必要なのか?を検証ぜずに安易に帖数を追うと、こういうことになるのですw

 

その頃は間取りの平面図が全てで、建物は立体であり、そして、その空間にいる自分の目線のことなど全く意識してませんでした。アホでしょw草生えるでしょw

 

苦手なんですよ!そういうの!想像するのって。地図とかも見る時、自分の進む方向にひっくり返して見ないと理解できないしw

 

帖数も一つの目安として必要な概念かもしれないけど、本質的に大切なのは「どう使うのか?」ということを念頭に置いて、それに対してどのくらいの広さが必要なのかを徹底的に検証することなんじゃないかな。

 

あくまで自分がいて、空間がある。ということが大切だと考えます。

 

例えば、ある場所で何かをすることを考えた時に、そこでは座ってコレをする。その時これが必要。これも必要。これが見たい。これを感じたい。目線はここ。この瞬間は開放感を感じたい。ってな感じで、イメージを積み重ねていくことで、凝縮感が生まれ、空間に無駄がなくなると考えます。

 

まぁ、偉そうに言いましたが、僕はこれらの作業(思考の代行)を変態達にお願いしたんですけどねw

 

そして、逆に空間(帖数)ありきでプランを造ると、いざ住んでみて無駄があったりすることもあるんじゃないかしら。あれっ?なんか違う!的な感じで。

 

用途を満たす条件は帖数だけではありません。様々な方法論があります。

 

まずは帖数にこだわらず自分の用途を検証し、どのような条件が整えばそれが実現できるかを考え、必要であれば、最後に広さを広げるというプロセスが無駄なコストを掛けずに、理想の住まいを造れるんじゃないかしらって思います。

 

ということで、本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!次回またお会いしましょう!

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