考えに考え抜いて建てた新築ですが、失敗した点がいくつかあります。
今日は『もっとこういう視点があれば。。。』という視点をお話しします。
ぼくの失敗を活かして、これから住宅を購入・検討する方は是非読んでいってください。
図面では空間イメージがしにくい
これは注文住宅を建てる人に関係する話です。
注文住宅というのは、目に見えないものに対して大金を払うという、よくよく考えたらとてもリスキーな買い物です。
モデルルームや実住居を見せてもらい、マイホームのイメージを膨らませますが、所詮は机上で紙上の空論です。
図面を見て広さのイメージはなんとなくできますが、空間のイメージは難しいのです。
↓の写真を見てください。
写真を見て、ぼくの失敗ポイントがおわかりでしょうか?
ここでぼくが失敗した点は、玄関収納の高さです。
「同じ面積を使うなら、収納が多いほうが良い」との判断で床から天井まで続く玄関収納をつけましたが、この考え方は失敗でした。
なぜなら
圧迫感がすごい
からです。
確かにもの凄い量の収納が可能ですが、ここは収納を犠牲にしても、空間にゆとりを持たせたほうが良かった。
具体的いうと、下部と上部に棚がついてて、中間が空いているようなタイプですね。これだとだいぶイメージが変わります。
床から天井まで続く玄関収納のおかげで、全身鏡があるのは便利ですが、本当は招き猫とかフィギュアとか置きたかった。。。
家事動線のトレードオフを考える
は?って思われる見出しですね。ぼくもそう思います。
家事動線を意識した間取りにすると、生活の便が良くなり、ストレスがありません。
だがしかし!
家事動線を意識して、各部屋のアクセスを良くすると何が起きるかわかりますか?
答えは 扉が増えることです。
金額がどうこうという話ではなく、扉が増えるということは、その分何もない壁がなくなるということ。
家というのは意外と何もない壁が必要で、それがなくなると、収納棚だったり、家具だったり、家電だったり、、、が行き場を失います。
我が家は、台所~洗面所~廊下の動線を意識して間取りを設計しました。
その結果、一坪強しかない洗面所に3つのドアを付けることに。
というのが失敗ポイントです。
洗面所というからには、1面は洗面台+洗濯機はどこの家庭もだいたい同じですよね。
残りの3面すべてにドアがあります。
洗濯機を配置した実用イメージで言うとこんな感じ↓
ドアだらけですね。
手を洗う時、入浴する時、確かに便利なのですが、難点は
です。ドアが1つ減れば腰の高さくらいの収納棚を置いて、衣類の収納も扇風機も配置できます。
これでも我が家は、お風呂の大きさは1616の一坪風呂から1618に広げた影響で、洗面所の縦も20cmほど長くなっています。(※収納棚の分)
お風呂を出た後の着替えだったり、夏暑いときは扇風機を浴びたいですよね。
今の間取りでは、そのスペースの確保が難しいのです。失敗しました。
台所から赤ちゃんが見えない
↓の記事でも少し触れました。
リンクはこちらから
赤ちゃんが寝ている最中、奥さんの生活時間が長いのは断トツで台所です。
ご飯の準備や洗い物をする絶好のチャンスですからね。しかし、我が家の間取りでは台所から赤ちゃんの寝床である和室が見えないのです。
そのわずかな間が重要なのです。
赤ん坊は寝返りが思うようにできない間は、意図せず寝返って窒息する事故が起きます。もう少し大きくなれば寝返りも上手になるので問題ありませんが、この時期は苦しいことを人に伝えることもままなりません。
ではどうすれば良かったのか?
うちのように和室がリビングに隣接している場合は、
2面の壁を移動式の間仕切りにして、赤ん坊が寝ている間は開放しておく
が正解だったと思います。
失敗しないためには
考えに考え抜いて建てた注文住宅ですが、失敗しないにはどうすれば良かったのでしょうか?住んでみて初めてわかることもあるので、失敗を0にするというのは不可能だったと思います。
しかし失敗を限りなく少なくすることはできます。それは、
『多くの有識者に間取りを考えてもらう』
です。上記を実現するためには、多くの住宅メーカーを競合させる必要があり、ハードルが高いと思われがちですが、インターネット全盛の今、それがWebで依頼できちゃいます。しかも無料で。
タウンライフという会社が間取りを無料で設計するというサービスを展開しており、間取りの他に予算や土地の情報も相談にのってもらえます。無料ですので、一生の買い物をする前に成功率をあげるため、お試しする価値はあると思います。
以上、ぼくが実際に建てた注文住宅で失敗した点でした。
おしまい。